はじめまして。本年7月1日から当事務所に入所しました磯と申します。2013年12月に弁護士登録をし、10年ほど東京の事務所に勤めておりましたが、この度ご縁をいただいて横浜の方に移ってまいりました。当エントリーでは、簡単ではありますが、私(磯)の自己紹介をさせていただければと思います。
私は、幼少期から高校を卒業するまでの間を埼玉県で過ごしておりました。ご存じのとおり埼玉県には海がありませんが、正月の箱根駅伝の放送で風光明媚な湘南海岸の映像を見て、海がある県での生活に憧れを持つようになりました。高校生のときは、友人と始発電車で出発して湘南海岸や三浦半島の堤防に行き、釣りをするようになっていました。
大学に進学してからは司法試験の勉強で忙しくなってしまいましたが、合間を縫って車で神奈川県内の港湾に行って夜釣りをしたり、夏になれば三浦半島の砂浜で海水浴をしたりしておりました。この頃からうっすらと、都会と自然がほどよく調和した神奈川県内で働くことができたらいいなと感じていましたが、遊びに来ているだけで地縁など全くありませんでしたので、まさか横浜で弁護士をするのが現実になるとは思っておりませんでした。
紆余曲折を経て司法試験に合格し、埼玉県内で司法修習を受けた後、東京都内の金融詐欺被害を中心に取り扱う法律事務所に入所しました。弁護士業務について右も左もわからない中でのスタートでしたが、在職中は一から根気強く育てていただき、お陰様で弁護士としての基礎を身につけることができたと思います。なお、この頃は、子供が生まれたこともあり中々余暇に充てる時間が取れませんでしたが、たまたま神奈川県内(しかも箱根駅伝のルートの近く)で売り出された家を買うこととなりました。
弁護士登録してから5年間は、主に個人の方からご依頼いただく金融詐欺被害事案を中心に取り扱っておりました。この事案では、事業者を相手とした裁判実務を行うのですが、仕事をしていくうちに、事業のことを何も知らないのに事業者を相手に裁判をしていることに違和感を感じ始めました。そこで、我が儘を聞いていただき、企業の立場から弁護士業務を経験するために、不動産会社と協業する法律事務所に転職しました。企業グループ内でどのように振舞えば信頼を寄せてもらえるのか、一から手探りのスタートでしたが、ここでも周りの方に恵まれ、不動産案件から複雑なM&Aまで、さまざまな案件を経験することができました。また、この経験を通じて、時として弁護士の業務方針と企業の業務方針は対立するものの、根気強くコミュニケーションをとり方針の擦り合わせを行っていけば、攻めと守りのバランスがとれた価値あるサービスを提供できるということを学び、これを私自身の弁護士業務の基本にしていこうと思うに至りました。
その後、昨年末ころに大学院の同期の鴨下から声をかけていただき、偶然に偶然が重なった結果弊所に入所したという次第です。気づけば生活圏も勤務先も共に神奈川県ということになりましたので、本当にご縁とは不思議なものだと感じております。
弊所は、企業様への顧問業務を中心に、クライアントファーストの精神で幅広い法的サービスを提供し、地域の皆様に貢献することを目指しております。これは、依頼者の方と密にコミュニケーションをとり、バランスの取れた価値あるサービスを提供し、またそのようなサービスを提供する支援をしたいという私自身の想いとも多分に重なるところがあると思っております。まだまだ若輩者ではありますが、ご依頼いただいた方に満足していただけるように精一杯業務にあたりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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